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認知症

認知症とは

認知症は、記憶や判断力、言語能力などの認知機能が低下する病気です。直近の出来事を忘れたり、料理や家事などの複雑な作業ができなくなります。また性格が怒りっぽくなるなど、性格の変化がみられます。 認知症の症状は大きく分けて中核症状と周辺症状の2つに分類されます。

中核症状

脳の神経細胞が破壊されることで直接的に表れる症状です。

記憶障害

最近の出来事や人の名前を忘れることが多くなります。

見当識障害

時間や場所、人物が分からなくなることがあります。

判断力の低下

日常生活での判断や計画が難しくなります。

言語障害

適切な言葉が出てこなくなったり、会話が難しくなったりします。

周辺症状(行動・心理症状)

環境や本人の性格、体験などが影響して表れる症状です。

幻覚

実際には存在しないものが見えたり、聞こえたりします。

妄想

物を盗まれたと思い込むなど、現実にはあり得ないことを信じ込んでしまうことがあります。

徘徊

目的もなく歩き回ることがあります。

攻撃性

怒りっぽくなったり、攻撃的な行動をとることがあります。

睡眠障害

夜間に眠れなくなったり、昼夜逆転の生活になることがあります。

認知症の原因

アルツハイマー型認知症

記憶障害が初期症状として現れます。アミロイドβタンパクやタウタンパクが脳内に蓄積して、神経細胞が脱落・委縮することで発症します。

血管性認知症

認知機能が低下します。脳の血管の病気(脳梗塞・脳出血など)によって、脳の一部が壊死することで引き起こされます。

レビー小体型認知症

幻視やパーキンソン症状が特徴です。異常タンパク(レビー小体)が、脳の神経細胞に蓄積することで発症します。

前頭側頭型認知症

行動異常や人格変化が初期症状として表れます。前頭葉や側頭葉の神経細胞が死滅することが原因です。

その他の原因

  • 慢性硬膜下血腫
  • 脳腫瘍
  • 感染症
  • 生活習慣病やストレス

認知症の治療方法

薬物療法

認知症の進行を遅らせるための薬が使用されます。これらの薬は、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の症状を抑える効果があります。

代表的な薬

  • アセチルコリンエステラーゼ阻害薬 (アリセプト、レミニール、リバスタッチパッチ、イクロセンパッチ)
  • NMDA受容体拮抗薬 (メマリー)

非薬物療法

認知リハビリテーション

パズルや計算ドリルなどを使って脳を活性化させる方法です。

回想法

昔の記憶を思い出し、話すことで認知機能を向上させる方法です。

アクティビティケア

音楽や園芸、カラオケなどの活動を通じて心身の機能を改善します。

手術療法

慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症などは手術によって症状が改善することがあります。

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